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食いしばり&歯ぎしりの治療

食いしばりや歯ぎしりに正しい対処をし噛み合わせを守りましょう!

食いしばりと歯ぎしりを予防し噛み合わせを守る!

噛み合わせ治療において世界的に高名で権威のあるオーストリアの歯科医師Dr.セラバチェック氏の言葉にこのようなものがあります。

“どんなに歯医者が苦労して噛み合わせを作っても、食いしばりで患者さんが歯を壊すことは防げない”

歯科医師や歯科技工士がどれほどに熟練の技でもって完璧な噛み合わせの被せ物を作ったとしても、極度の食いしばりをしてしまっていたら、取り戻した噛み合わせは容易に崩壊してしまうという、かなり悩ましい問題についての言及です。

この言葉だけを見てしまうと、まるで歯科医療の限界という大きな壁が存在するかのように思われてしまうかもしれません。しかしこれは全くそういうことではありません。食いしばりや歯ぎしりにはしっかりとした対処法があり、それらはコントロールすることが出来ます。食いしばりや歯ぎしりをコントロール出来れば、噛み合わせ異常が引き起こされるリスクも軽減することが出来ます。

是非とも正しい対処法を学び、食いしばりと歯ぎしりをコントロールし、噛み合わせ異常を予防しましょう!!

食いしばりや歯ぎしりが歯に与える影響

この項目では、食いしばりや歯ぎしりが具体的に歯にどのような影響を及ぼすかを見ていきたいと思います。

1.歯が削れるなど、歯や歯質への悪影響

普段の食事で咀嚼する際に上下の歯にかかる力はそれほど強くありません。しかし、無意識に行っている食いしばり時に歯にかかる負担は相当なものです。結果として歯に圧力が加わり過ぎ、エナメル質が破壊されて知覚過敏を引き起こすことがあります。

エナメル質が削れている状態の歯

2.象牙質が露出する、歯茎が退縮するなど、歯周組織への悪影響

歯茎が退縮している状態の歯

食いしばりの負担は歯周組織にも影響を与えてしまいます。通常歯茎は歯周病菌が繁殖しにくい環境になっていますが、食いしばりによって血液循環が悪くなったり、血管網が破壊されたりすることによって、歯茎が退縮したり、より重症化すると歯周病菌が局所的に繁殖し、歯周病が進行してしまう可能性もあります。

3.顎関節症や噛み合わせ異常の因子としての悪影響

食いしばりをしすぎることによって、歯自体や顎の関節や筋肉に負担がかかり過ぎてしまい、顎関節症や噛み合わせ異常に繋がってしまうことがあります。

歯を傷んでいる女性

食いしばりや歯ぎしりへの対処法

1.マウスピースの使用によって歯にかかるストレスを緩和する

なるべく柔らかい素材を使用し、自分の歯型に合うように作成されたマウスピースを装着することによって、食いしばり時に上下の歯が物理的に接触することを防ぎ、歯にかかる力のストレスを軽減してくれる効果があります。

費用:保険適用

※当院では硬い素材のマウスピース(ハードプレート)はお勧めしておりません。マウスピースの使用で食いしばりをコントロールすることはできませんが、歯にかかる力のストレスを緩和するために使用して頂いております

マウスピース画像

簡単にできる生活習慣の改善で食いしばりを予防しよう!

日中にできる食いしばり予防習慣

1.食いしばらないように常に意識する

寝ている最中の歯ぎしりを意識して止めることは出来ませんが、起きている最中に行ってしまう食いしばりは意識次第で防止することが出来ます。日中よく作業をする場所に「食いしばりに注意」などのメモを貼っておけば、それだけでも日中の食いしばり防止にはかなり効果的です。

2.食事はゆっくりと丁寧に噛む

食いしばりクセがある人の特徴として、食事が早食いだったり、ものを強く噛んでしまうと点が挙げられます。この点をしっかりと認識して、食事の際にはものをゆっくり優しく噛むということを意識するだけでも、ストレス緩和には効果があります。

3.良い姿勢を心がける

日常生活の姿勢が悪いと、その負担が身体中に悪影響を及ぼします。歩く時や座る時などにも、常に良い姿勢でいることを心がけましょう。

就寝時にできる食いしばり予防習慣

1.悩みごとなどをベッドに持ち込まない

寝る際にベッドの中であれこれと悩むクセがある方は、睡眠の質がそれほど良くなく、それがストレスになってしまっているという可能性もあります。就寝前に気分転換が出来るようなものをみつけ、ベッドに入ったらあれこれ考えずに仰向けで寝るようにすれば、ストレスを軽減出来るかもしれません。

2.枕は低いものを使う

食いしばりの症状が出ている方で、高い枕を使っているという方は、枕を低くするだけでも食いしばりは減り、顎や首周辺にかかる負担を軽減することが出来ます。
※適正な枕の高さは個人よって当然異なりますが、各人の拳骨(げんこつ)の厚みの分が適正な高さと言われております。

3.マウスピースをはめて眠る

先の項目でも書きましたが、上下の歯の物理的な接触を防止するだけでも、食いしばりが口腔内に及ぼす悪影響を防ぐことが出来ます。

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